新潟BBラビッツは開幕カードを2連敗で終えた。トヨタ自動車に56-95。第4クオーター(Q)、副主将のF井上愛(28)が3点シュート3本を決めるなど、このQのスコアでは23-22と上回ったことが収穫だった。

第4Q開始前に井上がコート上でほかの4人に言った。「もっとアグレッシブに行こう」。第3Qまでで33-73。大差がついても集中力を切らさないよう、メンバーを叱咤(しった)。点差に関係なく、やるべきことを徹底させた。

自身もこのQは3点シュートを4本放って3本成功。前半は4の0だったが、「3点を決めるのが自分の仕事。1本も成功しなくても打ち続ける」と、ひるまずに役目を果たした。

小川忠晴監督(48)は「第4Qは全員がエネルギーを出して戦った。次につながる」。2戦とも30点近い差をつけられたが、どちらも第4Qのスコアは上だった。戦う姿勢を最後まで貫いての連敗だった。