桜の聖母学院(福島)が「まちくま」の活躍で、2年ぶり3度目となる東北女王となった。町田千尋主将(2年)と熊田侑莉(2年)はペアを組むダブルスだけでなく、シングルスでも全勝。五所川原商(青森)との最終戦ダブルスは、第1ゲームで11-12とリードを許したが、熊田のサービスエースなどで3連続得点して逆転。第2ゲームも町田の強烈フォアなどで6連続得点と競り勝った。

町田は「自分のことだけでなく、みんなに声をかけながらチームを引っ張れた」と笑顔を見せた。新人戦優勝時は2人でパンケーキを食べに行く約束をして成就。今大会はカラオケ行きがご褒美。町田はあいみょん、熊田は欅坂46の熱唱で祝勝会を開くつもりだ。

熊田は先月23日の推しメンバー平手友梨奈(18)脱退ショックも乗り越えた。「どうやって生きていけば良いのかと思った。彼女はオンオフの切り替えがすごいし、やるとなったら全力で頑張る人。見習って、私も優勝してやるって切り替えました」と奮起した。3月26日開幕の全国選抜大会(千葉ポートアリーナ)でも。会場に笑顔で声を響かせる。【鎌田直秀】