5年ぶりの関西制覇を目指す同大が、今季Bリーグ(2部)から昇格した関大を2点差で振り切った。

前半は14-24と大苦戦。それでも後半1分にCTB稲吉渓太(3年=東福岡)がトライを決め、ゴールも入って3点差。さらには同5分、1年生で先発に抜てきされたWTB岡野喬吾(常翔学園)が相手防御ラインを突破し、逆転のトライを挙げた。

試合終了間際には関大にトライとゴールを許し、最後は2点差。それでもボールをキープし、最後はタッチラインへ蹴り出して、ノーサイドの笛を聞いた。フランカーの中尾泰星主将(4年=大分舞鶴)は「すごく硬くなってしまった。今日の試合は課題だらけ。練習をどれだけ積めるかだと思う」。第1試合では同組の京産大が立命大に33-27で勝利するなど、力は拮抗(きっこう)しているとみられる。関西制覇にはB組1位、全国大学選手権出場には最低でも同組2位に入る必要があり、激しい戦いが続いていく。【松本航】

◆今季の関西大学ラグビー 昨季順位で奇数(A組)偶数(B組)の4チームずつに分け、総当たり3試合で同組内の順位付け。最後は両組の同順位同士で順位決定戦を行い、上位3チームが全国大学選手権へ進む。コロナ感染などで棄権の場合は不戦敗。下部リーグとの入れ替え戦はなし。会場収容定員の50%以内で全試合有観客とし、チケットはチケットぴあ、ローソンチケット、イープラスで販売。当日券はなし。