日本のエースで、世界41位の錦織圭(31=日清食品)が、シードを破る金星で3回戦に進出だ。同13位で第5シードのゴファン(ベルギー)に6-3、7-6のストレート勝ち。「今日は非常に良かった。攻撃的に行けた」と、3回戦では、同59位のベデネ(スロベニア)と対戦する。両者は初対戦となる。

過去3戦全勝。ラリー戦を得意とするお互いなら、錦織の方が上手だ。1回戦で対戦した身長211センチ、時速230キロの爆弾サーブに比べれば、ゴファンはランク上とはいえ威圧感はなく、錦織にとってやりやすい相手だ。「今日は全力で勝ち切れた。自分のテニスをして戦えた」。

練習も良くし、錦織の調子が上がる相手でもある。第2セットの中盤以降は、サービスゲームのブレーク合戦になったが、それまでは完全に錦織ペース。「どうしてもストレートで勝ちたかった」とタイブレークを集中した。昨年9月に右ひじの手術から復帰して以来、勝った相手としてゴファンの13位は、最高位となった。

◆ドバイ選手権は、3月14~20日、WOWOWオンデマンドで配信中。