横浜公演が開幕し、女子の樋口新葉(20=明大/ノエビア)が出演した。来季の新ショートプログラム(SP)「プリマベーラ」を初披露し、演技後は以下の通りコメントした。

-久しぶりのアイスショーだったと思う。滑ってみて

「何か雰囲気もすごかったし、暗い中で滑るのも久しぶりでしたし、お客さんがいるのが分かった中での演技は、試合以外では久しぶりだったので、すごく気持ち良く滑れました」

-このショーならではの思いは

「この状況での開催だからこそ、すごくいろんな人が集まってくれて。ホントに、リスクがある中で見に来てくださっているので、それだけの演技は届けられるようにしたいな、と思って滑りました」

-届けられたか

「初めて今回、滑ったんですけど、この(新)プログラムを、すごく雰囲気を感じながら滑れたかなって思います」

-プログラムは

「来シーズンのSPなんですけど、今年もどういう風に試合があるのか分からないので、その中で調整ができるように、やっぱり今の時期から、人の前で滑るっていうのを意識して今回は滑りました」

-22年北京オリンピック(五輪)シーズンに向けて勝負の曲になる

「そうですね」

-スターズから始まるオフ。どう過ごすか

「シーズンが始まる時には完璧、ほぼ完璧な状態で迎えられたらいいと思っているので、そこまでにアイスショーに呼んでいただいたりとか、そこで納得のいく演技、自信を持って滑ることができれば、新シーズンにつながるんじゃないかなと思います」

昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止になったが、今回は先月の世界選手権(ストックホルム)に出場したトップ選手たちが集結し、日本のファンに華麗な演技を見せた。横浜公演は25日まで4日間、行われる。青森・フラット八戸公演は28~30日で、樋口は28、29日に出演予定となっている。【木下淳】