東京オリンピック(五輪)代表の入江陵介(31=イトマン東進)が、53秒00で優勝した。

予選は53秒07でフィニッシュ。定位置の全体1位で決勝に進出していた。

入江は「52秒台を出したかったから、まだまだだなと思う。予選は朝からしっかり動かせる準備をした。今日は1本速く泳ぐよりも、2本のアベレージで速くと思っていた。日に日に体の感覚が良くなっている。いいトレーニングが積めている」と納得の表情だ。

4度目の五輪となった入江は、競泳日本代表の主将に就任している。キャプテンとして「若い選手が居心地良く、成績を残せるかが大事。若い選手が中心になって日本代表として継承していくものを伝えることが大事。僕たちは去って行く身なので…」と話している。そんな31歳は、4月の日本選手権で、堂々の背泳ぎ3冠を達成している。パフォーマンスに年齢を感じさせることはなく、大きな存在感を発揮している。