浜松アリーナでの不名誉な歴史に、終止符が打たれた。三遠ネオフェニックスは新潟アルビレックスBBに85-82で辛勝。2018年12月22日の富山戦(79●83)以来、続いていた同会場での連敗を「17」で止めた。

17年12月16日の京都戦(81○50)以来、約4年ぶりに浜松アリーナで勝つため、選手たちが奮闘。第4クオーター(Q)残り5分で67-67とされたが、SG松脇圭志(よしゆき、24)が残り1分半で3点シュートに成功。77-71と突き放し、ジャンプしてチームメートと抱き合った。残り22秒でも3点シュートを決め、80-75と5点差に。接戦を制し、約2000人の地元ファンを喜ばせた。

松脇は「試合中、第2Qでシュートを打たなかったことを監督に指摘され、最後に打ちにいって決められて良かった」と笑顔。ブラニスラフ・ヴィチェンティッチ監督(50)は勝因について「攻撃のリバウンドが(9日の新潟戦の)7本から15本に増えたのが良かった」と話した。次節は16日から広島とのアウェー2連戦。歴史的白星を弾みにして、今季初の連勝を目指す。【倉橋徹也】

◆三遠のホーム試合 ホームタウンを愛知県豊橋市、活動地域を愛知県東三河地域と静岡県遠州地域としているため、豊橋市総合体育館でのホーム試合が多い。今季は同体育館で24試合、浜松アリーナで6試合を予定。