女子バスケットボールで東京五輪銀メダルに貢献した町田瑠唯(28)がWリーグで今季初戦を迎え、先発して約31分半の出場で14得点、6アシストをマークして勝利に貢献した。後半にかけて尻上がりに調子を上げ、第4クオーターにはドライブでの連続得点や3点シュートを決めて東京羽田を突き放した。

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コロナ禍で人数制限があるとはいえ、チケット完売のアリーナで町田が1247人のファンを沸かせた。開幕前の会見で「アシスト・プラス・アルファを見せたい」と宣言していたように、両チームで2番目に多い14得点をマーク。チームとして序盤に良いリズムを作れなかったことへの反省がまず口をついたが、得点数については「次の試合でも同じように点を取れるようにしたい」とうなずいた。

東京五輪での日本女子の活躍で、リーグへの注目度は例年になく高まっている。「盛り上がりを継続できるように、見ている人に楽しんでもらえるようなバスケをしたい」と意気込む。

東京五輪出場時から髪形を変え、ヘアバンドなしでリーグ戦初戦に臨み、「イメチェンですね」とほほ笑んだ。

チームメートで同じく銀メダルメンバーのオコエ桃仁花は両チーム最多15得点を挙げ、この試合のMVPに選ばれた。

東京羽田の本橋菜子は途中出場で約12分プレーし、無得点だった。