国際大会初出場の新星が、一気に世界王者の座をつかんだ。張博恒が橋本大輝との一騎打ちを僅差で制し、中国としては17年大会の肖若騰以来3大会ぶりの金メダルをもたらした。

「橋本は今後、何年も競い合っていく相手。いいスタートが切れた」と1歳下のライバルを破った喜びを語った。大きな演技が映えるオールラウンダーは、あん馬では落下したが、手足の先まで神経の行き届いた演技を披露。床運動、跳馬、平行棒の3種目でトップの得点を出し、新王者に上り詰めた。