「100th Victory!」B2仙台89ERSが、青森ワッツに94-56と快勝。Bリーグ、ホーム通算100勝目を飾った。デビン・オリバー(29)、ジャスティン・バーレル(34)が2桁得点、2桁リバウンドのダブルダブルを達成し勝利に貢献した。

第1クオーター(Q)開始早々、持ち前の堅守で24秒バイオレーション(ボール奪取から24秒以内にシュートを打たなくてはいけない反則)を奪った。青森の足を止め、岡田泰希(22)の3点シュート(3P)で攻撃の口火を切ると、5連続得点で12-0。試合の主導権を握り、第1Qは青森をわずか1失点に抑えた。

第2Q、青森の猛追をしのいで39-25。リードを守ったまま前半を折り返した。第3Qに4本の3Pを含む27得点で66-48とさらにリードを広げると、第4Qも猛攻は止まらず。渡辺翔太(23)の復帰後初得点を含む28得点で突き放し、今季最多となる38点差を達成。新型コロナウイルスの影響で延期となり、84日ぶりに実現した今季初の塩釜開催は「ホーム100勝」と「今季最多得点差」のメモリアル勝利となった。藤田弘輝ヘッドコーチ(HC=36)は「コロナで中止になって延期になった今回。年に1回の試合で僕らが崩れることなく、若い選手も活躍して、見てて楽しいような印象の試合ができてよかったです」と喜んだ。

30日から始まる福岡とのレギュラーシーズン最終戦で連勝をさらに伸ばす。この試合で今季3度目の6連勝。福岡に連勝すれば今季最多8連勝に到達。ホームの“大黄援”を力に最高の形でプレーオフに向かう。