8大会連続の全日本選手権(12月、大阪)出場権を目指す本田真凜(21=JAL)が52・34点で6位発進した。

黒の衣装で登場すると3回転-2回転の連続トーループ、3回転サルコー、ダブルアクセル(2回転半)とジャンプを全て着氷。しなやかに表現してタンゴのプログラムを演じきり「元々は3-3(連続3回転)をできたらいいと思っていたけれど、大きなミスなく、久しぶりにまとまった演技ができた。自分の中で試合でなかなかいいイメージができていない。大きなミスなく、きれいに降りきるのが大切だと思います」と一定の手応えを示した。

7回目(20年は棄権)となる全日本選手権での演技に向け、今大会の上位7人に入ることが条件となる。5日のフリーへ「何回出ても、自分の中で(全日本選手権は)特別な試合。今年も絶対に出たい。フリーで決まるので、明日に備えて、しっかり集中してできたらと思っています」と意気込んだ。【松本航】