高校生アスリートが大学で飛躍を期す。男子バスケットボールU18日本代表の白樺学園・山田哲汰(18)は1日、日大に合格した。

バスケットボール男子の白樺学園・山田は、全日本学生選手権12度制覇の強豪日大に進学する。11月中旬に面接試験を受け、この日文理学部体育学科に合格した。「日本でもトップクラスの強さを誇っている。北海道の選手でも1部の上位で戦えるんだぞ、というところをみせたい」と意気込む。

大学OBにバスケ界のレジェンド、レバンガ北海道の折茂武彦社長(52)がいる。11月のウインターカップ道予選会場で激励された。「『後輩になるんだね、頑張って』と言われた。折茂さんがしっかり自分のことを知ってくれているので、その期待にも応えたい」。将来の目標も明確で「4年間でフィジカル面、ディフェンス、オフェンスを強化してBリーグに行けるような選手になりたい。見ている人たちに憧れてもらえるようなプロバスケットボール選手に」と口にする。

今月末に高校最後の大会、ウインターカップ(東京)を控える。互いに勝ち進めば3回戦で総体王者の福岡第一とぶつかる。「高校バスケの集大成なので、今までお世話になった方たちへ恩返しができるような結果を残して終わりたい」と、積み重ねてきた成果をコートで発揮する。

◆山田哲汰(やまだ・てった)2004年(平16)7月17日、帯広市生まれ。帯広豊成小1年からバスケットボールを始める。帯広南町中時代に北海道選抜として全国8強。高校2、3年時に全国高校総体、2年時にウインターC出場。8月にU18日本代表としてFIBAU18アジア選手権に出場。ポジションはポイントガード。家族は両親と兄、妹。母は元日本代表の幾子さん(旧姓奈良岡)。憧れの選手は渡辺雄太と笹倉怜寿。血液型B。188センチ、78キロ。