世界選手権代表選考を兼ねたカーリングの日本選手権は1日、北海道北見市で男女1次リーグが行われ、女子は北京五輪銀メダルで2連覇を目指すロコ・ソラーレが東京都協会を7-4で下し、通算4勝1敗とした。北海道銀行はLS北見に13-4で圧勝し、3勝1敗で中部電力と並んだ。男子は前回王者のSC軽井沢クがTM軽井沢に8-7で競り勝ち、開幕6連勝で上位4チームによる決勝トーナメント進出を決めた。

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試合中にまたロコの選手がころり-。この日はセカンド鈴木夕湖が転倒するハプニングに見舞われた。第1エンド序盤、相手選手がストーンを投じたのをシート脇で見詰め、氷上に戻ろうとした際に転んでしまい、チームメートは大笑い。鈴木は「ちょっとぼーっとしていたのか…。右足が滑っちゃった。愛嬌(あいきょう)ということで許してください」と恥ずかしそうに振り返った。

幸いけがはなく、転倒直後の1投もきっちり狙った場所へとコントロール。最後まで元気にプレーし、勝利に貢献した。

1月30日の北海道銀行戦では、スキップ藤沢がストーンを投じる際に転倒。今年32歳を迎えるだけに「厄年全開」と苦笑いを浮かべていた。藤沢と同学年の鈴木は「すべてを厄のせいにし、厄を笑いに変えることが今季の目標。ハプニングが起きたらぜんぶ笑いに変えようと思う」。連覇へ向けて、笑顔で勝ち進む。