日本アメリカンフットボール協会(JAFA)は11日、都内ホテルで社員総会と理事会を開き、役員改選で前監事の寺田昌弘氏(55)を新会長(代表理事)に選定した。

早大学院時代の86年にTEとして高校日本一。早稲田大の法学部を卒業後は弁護士登録し、第2東京弁護士会に所属している。

関東学生連盟の監事、顧問や日本学生協会の理事・監事などを歴任。21年からは日本協会の監事を務めていた。この日の社員総会で理事に選任され、直後の理事会で互選によって新会長に選ばれた。

任期は25年6月までの2年間。就任後、取材に応じ「日本アメフト界を活性化し、力を取り戻したい。人員を刷新してのJAFA再構築、フラッグフットボールの普及・拡大に取り組んでいく」と抱負を語り「28年ロサンゼルス五輪(オリンピック)の追加実施競技に採用されると信じ、接触がなく安全で子供や女性も楽しめるフラッグフットを社会に浸透させていく。この秋から冬にかけてIOC(国際オリンピック委員会)総会で決まると聞いているので準備したい」と好機を逃さない姿勢を示した。

日本人初のNFL入りを目指す元学生横綱の花田秀虎(21=日体大)ら有望株や国内トップ選手のサポート、他競技のアスリートを勧誘・発掘するクロスオーバーアスリート測定会の拡充、競技人口増につなげる施策などを通じ、直接的、間接的、中長期的な視点で最高峰の日本代表を強化していく展望も思い描いた。

17年から3期6年、会長を務めた同じく早大出身の国吉誠氏(66)は勇退し、理事として留任する。スポーツ庁が定めるガバナンスコードの実現や安全対策、寺田新会長に引き継ぐ競技の国際化において尽力し、日本大の危険タックル問題が起きた18年や20年からの新型コロナウイルス感染拡大にも対処した。34年に100周年を迎える協会のさらなる発展を強く願い、後進に託した。

新たな専務理事には関東学生連盟理事長の広田慶氏(52)が就き、日本社会人協会(Xリーグ)新会長の渡部滋之氏(58)も理事に選ばれた。【木下淳】