日本大学(日大)アメリカンフットボール部の寮内自室で違法薬物を所持したとして、警視庁に覚醒剤取締法違反と大麻取締法違反(ともに所持)の疑いで3年生部員の北畠成文容疑者(21)が逮捕、送検された事件に関する大学側の会見が8日、東京・千代田区の日大会館(本部)で行われた。

OGの小説家で、昨年7月に就任した林真理子理事長(69)と酒井健夫学長、競技スポーツ担当の沢田康広副学長が登壇した。

昨年、大麻使用の疑いに関して情報提供があったことには「事実でございます」と坂井学長が認めた。

「昨年10月29日に開催された保護者会の開催後、部長をはじめとする指導陣に、寮内で大麻を使用していないか調査するよう依頼があった。部員121に対して11月6日に聞き取り調査をしたが、使用の事実は確認できなかった。その後、11月下旬に所属する学生1人から7月ごろに吸ったと自己申告があった。しかし、警察から物的証拠がないことや、申告から4カ月が過ぎており、立証は困難であると回答があった。一方で自己申告の生徒には厳しく指導するよう言われ、部の指導陣より厳重注意をした。警察としても真偽が不明のため講習会を行って対策したいと申し出があり、講師に招いて薬物乱用の防止講習会を行った」

“自首”はしたものの、逮捕まではされなかった事案が昨年あったことを明らかにした。

この部員が今回の逮捕者と同一人物か尋ねられると「捜査に影響を及ぼすため差し控える」と沢田副学長。証拠不十分で、学内の処分は口頭の厳重注意にとどまったといい、この部員が現在も在籍するかどうかについても「特定につながるので控えたい」と説明しなかった。

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