B2新潟アルビレックスBBは7、8日の今季開幕カード、越谷アルファーズとホームのアオーレ長岡で対戦する。開幕前日の6日は試合会場で練習。チーム最年長のSF池田雄一(40)は新潟一筋でプロ生活18年目のシーズンを迎える。新潟は昨季まで7シーズン戦ったB1からB2に降格。1シーズンでのB1復帰へ、ベテランが背中でチームを引っ張る。

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池田は淡々とした表情の奥にある熱さをちらつかせた。開幕準備が整った試合会場のアオーレ長岡で約1時間半の練習。代名詞の3点シュートを丁寧にリングに沈めた。越谷は昨季B2で45勝(15敗)を挙げた。「(越谷は)本気でB1昇格を狙っている。中心選手も代わっていない」と警戒。同時に「3点シュートを武器にしてずっとやってきた。しっかりと取り組んでいく」と開幕カードから持ち味を発揮するつもりでいる。

新潟はBリーグ創設の16-17年から7季戦ったB1から降格し、今季初めてB2に舞台を移した。池田は「カテゴリーが変わったことにフォーカスせず、戦うだけ」と現状を受け止める。むしろ、「出場時間にこだわる」と貪欲だ。昨季は1試合平均12分ほどの出場で平均得点は2点。若手育成の方針で出場機会が減っていた。今季は主力としてコートに立ち続けることを意識する。

チーム最年長。7月で40歳になった。「そこは意識していない」と言う。かつて新潟でともにプレーしたB1群馬クレインサンダーズのPG五十嵐圭(43)とは頻繁に連絡を取る。「圭さんも40歳になった時、こんな気持ちだったかな。サラっとなった感じ」。オフ期間には趣味のゴルフや映画観賞でリラックスし、バスケットから離れる時間を作った。7月から始まった合同自主トレは初日からフル参加。気持ちは切り替わった。

準備を整えたからこそ、チームにはあえて厳しい視線を向ける。「選手個々、スタッフ、フロント。全員が同じ方を向かないと勝てない」。目指すのは1シーズンでのB1復帰。覚悟を固めたベテランが、チームに戦う背中を見せる。【斎藤慎一郎】

○…今季、主将を務めるSF大矢孝太朗(29)は「みんな(調子が)上がってきている。いい形で迎えられる」と自信をみせた。その中で「自分の役目はリバウンド。相手に取らせないようにしたい。攻撃はオープンの3点シュートを決める」と意識。村上市出身。B3アースフレンズ東京Zから2年ぶりに新潟復帰で、21年以来、地元で開幕を迎える。「知り合いも来てくれる。成長した姿を見せたい」と意欲をみせた。

○…今季から指揮を執るケイシー・オーウェンズ監督(52)は「すごくエキサイティングな気持ち。ファンの前でプレーできることがすごく楽しみ」と開幕前日の心境を話した。越谷のPFジャスティン・ハーパー(34)は米Gリーグ時代の監督-選手の間柄。「彼はスキルがある。コンスタントに15点以上得点する」と警戒し、「越谷のように実績のあるチームに我々はしっかり足を使って相手を走らせるプレーをしなければならない」と話した。

◆B2 14チームが東西の2地区に分かれ、24年4月21日まで各チーム60試合、勝率で争う。両地区上位3チームと、それ以外の勝率上位2チームの計8チームがプレーオフ(トーナメント方式)に進出。プレーオフの上位2チームがB1に自動昇格し、全体の勝率下位の2チームがB3に自動降格する。

【東地区】青森、岩手、山形、福島、越谷、A千葉、新潟

【西地区】静岡、滋賀、神戸、奈良、愛媛、福岡、熊本