24年パリ五輪(オリンピック)シングルス代表選考レースで3番手につける伊藤美誠(23=スターツ)が7位決定戦に勝利し、選考ポイントで40点を積み上げた。横井咲桜(ミキハウス)に4-3(8-11、11-8、11-13、11-9、11-3、7-11、11-5)で粘り勝った。

選考レース2番手の平野美宇(木下グループ)は5位決定戦で大藤沙月(ミキハウス)に3-4(7-11、11-7、10-12、11-8、6-11、11-6、7-11)で敗れて6位。伊藤は前日25日に平野との直接対決で敗れたものの、選考ポイント差の拡大は10点にとどめた。

伊藤は前日、3試合を戦って1勝2敗。心身に疲労がたまり「寝落ちしました。へとへとな状態で寝ました。朝もどんよりとしていましたが、試合をしたら、ちょっとスッキリした感じです」と一夜明けて迎えた7位決定戦。最終ゲームは6連続ポイント先取から4連続失点し、タイムアウトを入れた。水分補給をして立て直し「昨日は負け越しているので『のんびりやろうかな』と思いました。リラックスして、肩(の荷)を降ろす。すごくいいボールが(横井から)たくさんくるので、どうさせないかと、させても取れるかというのを、しっかりと考えられた」とほほえんだ。

五輪シングルスの代表切符は2枚で、早田ひな(日本生命)が首位独走。2枠目争いで、2番手の平野との差は34・5点となって今大会を終える。今後は国際大会で中国トップ3選手に勝利した場合や、Tリーグでの勝利ポイントも設けられているが、大きな加算が見込めるのは、24年1月の全日本選手権(東京)を残すのみ。21年東京五輪の銅メダリストは「とにかく自分自身がやりきることを一番に考えています。全日本選手権で全てが決まる。しっかりやりきりたいです」と力を込めた。【松本航】

◆パリ五輪選考ポイント上位(11月19日時点)

〈1〉早田ひな(700・5点)

〈2〉平野美宇(436点)

〈3〉伊藤美誠(411・5点)

〈4〉木原美悠(274点)

〈5〉佐藤瞳(232点)

〈6〉張本美和(230・5点)

〈7〉長崎美柚(208点)

〈8〉芝田沙季(185点)

◆第6回パリ五輪代表選考会加算ポイント

1位…100点

2位…90点

3位…80点

4位…70点

5位…60点

6位…50点

7位…40点

8位…30点

16強…20点

32強…10点

◆全日本選手権(24年1月)加算ポイント

1位…120点

2位…100点

3~4位…80点

5~8位…50点

16強…20点

32強…10点