53年ぶり優勝まであと1歩に迫った日本(世界ランク2位)の伊藤美誠(23=スターツ)が、最後までベンチから仲間を支えた。

前日23日の準決勝に続いて、5連覇中の中国(同1位)との大一番も出番なし。7月開幕のパリ五輪(オリンピック)に出場する同い年の早田ひな(日本生命)と平野美宇(木下グループ)が各1勝を挙げ、15歳の張本美和(木下グループ)も2試合に出場して強豪を追い詰めた。

タイムアウト時やゲームの合間にアドバイスを送った伊藤は「本当に私が出場してきた中でも、過去最高に中国を苦しめたんじゃないかなと思います。私自身も試合に出ている以上に、楽しかったです」と3時間半を超える激闘を振り返った。第2試合で世界ランク3位の陳夢を破ったエースの早田が「美誠にもアドバイスをしてもらって、いろいろなサポートがあって1つの壁を乗り越えた」とかみしめる“陰の活躍”。5大会連続銀メダルとなった日本を、選手としても、助言する役割でも支え続けた。