男子100メートル平泳ぎで大阪・四條畷学園高2年の大橋信(17=枚方SS)が、58秒67の日本新記録で優勝した。女子200メートル個人メドレーは松本信歩(あいおいニッセイ同和損保)が2分9秒39。ともに派遣標準記録を突破し、8月のパンパシフィック選手権(米国)と9月の愛知・名古屋アジア大会の代表入りを確実にした。男子50メートルバタフライは中大2年の光永翔音(20)が23秒16で頂点に立った。
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あいさつ代わりの新記録だ。男子100メートル平泳ぎ世界ジュニア記録保持者の大橋が、小関也朱篤の日本記録(58秒78)を8年ぶりに更新した。予選は唯一の59秒台で全体1位通過。社会人や大学生らがひしめく決勝ではトップでターンすると、ぐんぐんと加速して独泳に持ち込み2位に1秒差以上をつけてゴールした。
大会前に国内の高地トレーニングを行っていたが、体調不調に陥ったという。それでも、「自分のベストを出して日本記録を出そうという気持ちでした」。必ずしも、レースをベストコンディションで迎えられる保証はない。後半で地力を発揮して己に打ち勝った。
昨年8月の世界ジュニア選手権では個人の平泳ぎ3種目で銀2銅1を獲得した。今大会は50、200メートルと合わせた3冠にも期待が高まる。日本水連が定める代表選考基準もクリアし、国内開催のアジア大会代表権も確実となった。
「目標は世界新」と語る新星は20日の50メートルへ力を込めた。「ちょっと日本新は遠い気がするので、世界ジュニア記録の26秒95を目指して頑張りたい」。北島康介の五輪2連覇達成時には生まれていなかった17歳の可能性は広がるばかりだ。【泉光太郎】
◆大橋信(おおはし・しん)2009年(平21)3月5日生まれ、大阪府出身。四條畷学園高。3歳から水泳を始め、小学3年時から選手コースに進み、現在は枚方SSで鍛錬を積む。昨年7月の近畿高校選手権では200メートル平泳ぎで2分6秒91の高校新記録で優勝。8月の世界ジュニア選手権は混合と男子の400メートルメドレーリレー金、個人3個のメダルを獲得した。11月のジャパンオープンでも3冠。169センチ、66キロ。


