【プラハ=藤塚大輔】ショートプログラム(SP)8位と出遅れた中井亜美(17=TOKIOインカラミ)は、1つ順位を落として総合9位となった。フリーも8位の130・90点で合計200・00点を記録した。

冒頭のトリプルアクセル(3回転半)は着氷で大きくバランスを崩して転倒。演技後半の3回転ルッツも1回転で両足着氷となった。合計は、今季のISU(国際スケート連盟)公認大会で最低得点と振るわず。演技後は、うつむき加減でショックを隠せない様子だった。

「これだけ長いシーズン、アクセルを跳び続けるっていうのはジュニアの頃はなかったので、正直モチベーションもそうですし、いい状態を維持するっていうのがほんとに難しかった」

それでも、25日のSPでは得点源の3回転半が2回転半となるミスがあったが、「最後まで諦めない気持ちで滑りきれたのはオリンピックで学んだこと」と切り替えて臨んだ。この日も成功とはならなかったものの、果敢に大技に挑んで締め切った。

「ほんとに長いシーズンだったんで、気持ちの面でもほんとに大変だったんですけど、ほんとによくこの長いシーズン頑張ってきたなっていうのは今終わって感じています」

2月のミラノ・コルティナ五輪(オリンピック)では、日本勢最年少表彰台となる銅メダルを獲得。五輪メダリストとしての重圧を認める中、初の世界選手権で「初めてを楽しめるように集中していきたい」と、最後まで挑戦する姿勢を貫いた。

来季は長年日本のフィギュア界をけん引し続けた坂本花織が引退。ジュニア時代からのライバル島田麻央がいよいよシニアに参戦する。「自分がトップになっていくって考えると正直不安だらけ。しっかり目標を立てて、それがちゃんと結果に〓(繋の車の下に凵)がるようにしたい」と前を見据えていた。