昨年9~10月の仁川アジア大会で史上最低の9位に終わったハンドボール男子日本代表の新監督に、日本リーグのトヨタ車体を指揮する酒巻清治氏(52)の復帰が確実となっていることが16日、関係者への取材で分かった。

 アジア大会後に辞任した松井幸嗣監督の後任で、日本協会が17日の常務理事会で決める。

 酒巻氏は北京五輪アジア予選前の2007年12月に代表監督に就任。北京五輪、12年ロンドン五輪とも出場権を獲得できずに退任した。

 日本協会は16年リオデジャネイロ五輪出場権獲得に向けて人選を進め、戦術面と育成手腕に優れる同氏に日本代表の再建を託す方針を固めた。