今年も鬼門なの!? 広島が中盤に逆転されて敗れた。野村祐輔投手(26)は5回まで2安打無失点も、6回につかまった。昨季はナゴヤドームで1勝10敗。それも7連敗でシーズンを終えていた。だが、緒方孝市監督(47)とナインに暗さはない。鬼門? いいえ。放った8本の安打を自信に切り替える。
粘ってきた広島先発野村が、6回に力尽きた。ナニータに右翼線2点適時二塁打を浴び、同点に追いつかれた。きっかけは1死から与えた死球。そこから二塁打2本、わずか5球で追いつかれた。それまで先頭打者を3度出しながら無失点の粘投も、フイになった。
野村 (ビシエドへは)投げミスです。(ナニータへは)狙ったところに投げられたんですけど。粘りきれれば流れは変わっていた。死球も反省したい。
その後も火消しを託されたドラフト6位のオスカルが野村の残した走者の生還を許すなど、この回4失点。魔の6回となった。攻撃陣も序盤に中日若松から先制点を奪い主導権を握りながら追加点がなかなか奪えず、次第に流れは傾いた。終盤の8回には又吉から1死一、二塁をつくったが、ルナ、野間と凡退。松山の不調を考慮してそのまま野間を打席に送ったが、結果は出なかった。
昨季はナゴヤドームで1勝10敗。結果としてはこれで8連敗となってしまった。だが、明らかに昨季とは違う。昨季は11試合で16点しか奪えず、打率1割7分3厘と散々だった。この日攻撃陣は8安打を放ち、先取点も奪った。緒方監督にも暗さはない。「攻撃の方でチャンスはあったんだけど。そこが勝負の分かれ目になってしまった。中押し点がほしかったね」。球場を去るナインにも昨季のような暗さはなかった。
首脳陣は逆球が増えていた野村の状態、オスカルの調子もジャッジしていた。6回には早々とエルドレッドを下げて野間を起用。2点リードで、守り勝つ野球を徹底した。結果はついてこなかったが昨季とは違う。「明日は横山が投げるし、早い回に点をとってうちのペースに持ち込みたいね」。鬼門とは言わせない。今日30日、すんなりと白星を刻む。【池本泰尚】



