来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向け、侍ジャパンが本格始動する。5日、都内のホテルに集合。今日6日から合宿を行い、10日からのメキシコ、オランダ代表4連戦(すべて東京ドーム)に臨む。過去2大会は2月の直前合宿でメンバー選定を行ってきた。小久保裕紀監督(45)は前例に倣わず、今回の合宿、強化試合で本大会に出場する28選手の骨格を固める。
侍が、結束して4度目のWBCに挑む。今日6日の練習から始まり、10日からメキシコ、オランダとの4連戦。濃密な選定作業を経て、本番へ向けたチームの骨組みが決まる。
過去2大会は、2月に行われる合宿で5選手が落選。直前で涙をのんだ。ロッカー室で荒れた選手、道具一式を置いて去った選手もいた。合否の明暗はドラマかもしれないが、小久保監督は直前の波風をよしとしなかった。故障など不測の事態を除き、選手を固めて年を越し、勝負に集中する。
監督は10月18日、今回の強化試合について会見を開いた。キーワードは「結束」だった。
「初めて侍ジャパンのユニホームに袖を通す選手もいる。しっかり見極めたい。当然、本番を見据えて。勝ちにいく試合運びをやっていく。集まれる最後の機会。より一層、このメンバーを中心にして戦うのは間違いない。ですから、その中でしっかりと結束を高めて、よりWBCに向けての結束力を高めたい」
今回の招集は29人。菅野は同行だけのため、28人が強化試合に出場できる。選手の内訳と事情を見れば、厳しいセレクションが行われることは明らかだ。
大谷、筒香。中田に坂本、山田。絶対に外せない常連がいる。加えて、コンディションなどの事情で今回のメンバーに入っていない、則本、柳田、牧田らの実力者もいる。さらに海外組の招集がかなえば、その分、枠は削られていく。
巨人田口にDeNA石田。野手は広島鈴木、日本ハム大野。フレッシュな名前が並ぶが、現実に照らせば大きなアピールが欠かせない。投手は「ボールが滑る」「マウンドが硬い」などと弱音を言っている余裕はない。野手も同じで「打感が」「調整が」は禁句。本物の侍を選ぶ。



