サッカーの元スペイン代表で、スペイン1部バルセロナなどでプレーしたルイス・ガルシア氏(39)が8日、都内で「楽天×バルサアカデミー チャレンジアワード」の発表会に出席した。

 バルセロナMFイニエスタ(33)の移籍が話題になっている中、報道陣からイニエスタの質問が飛んだ。イベント司会者は「質問は、今回の発表に関するもののみに限らせていただきます」と遮ったが、ガルシア氏は司会者を制し「答えなくてはいけない。感想だけ話させてください」と切り出した。

 ガルシア氏は、2日に神戸-東京戦を、神戸の親会社である楽天の三木谷浩史会長(53)と観戦したことを明かし「(三木谷氏から)まったくそんな話は出ていません。実際に、世界中でうわさはされていますけど、どこにも可能性があるということですし。これ以上、コメントできませんし情報も持っていません」とした。さらに「イニエスタは日本に合うか」との質問には「イニエスタほどの選手なら、どの国に言っても合いますね。スペインサッカーの中でも最高レベルの選手。それはクラブレベルでも代表レベルでも彼が示したことですので。どこに行ってもこの先、間違いなく最高のプレーを見せてくれるでしょう」と期待を寄せた。

 ガルシア氏は4月末に来日し、神戸でサッカー教室を開き、福岡や東京のバルセロナの公式サッカースクール「バルサアカデミー」で指導。この日は、福岡、東京、奈良の「バルサアカデミー」に通う子供たちの中から6人が、来夏のバルセロナのサマーキャンプに参加できるプログラムが発表された。ガルシア氏は日本の子供たちを指導しての感想を「9~12歳の小学生指導して驚いた。技術だけでなく、パスや動きのコンセプトを理解した上ですぐに実践してくれたことで驚きがあった」と話した。

 加えて、子供たちへの指導に必要なことは「創造性を引き出すこと」とした。「気になったのは、言われたことを必死にやろうとするあまり、自分のクリエイティビティー(創造性)を発揮する場面が少ないかなと。監督のタスクをこなそうとする、テーマをこなそうとする前提を持った上で、選手のクリエイティビティーを引き出してあげたい。サッカーは最終的に選手がピッチで判断して決断するスポーツ。そういうスポーツの醍醐味を知ってもらうためにも、最終的に彼らの背中を押して上げて自分で選んだことは素晴らしいという働きかけもしたい」と話した。