<ブンデスリーガ:フランクフルト4-4ヘルタ>◇17日◇フランクフルト

 MF長谷部誠、MF乾貴士が所属するフランクフルトと、MF細貝萌、FW原口元気が所属するヘルタの対戦は、激しい点の取り合いの末、後半ロスタイムにフランクフルトが劇的に追いつき4-4で引き分けた。

 前半21分から15分間でセットプレーとミスから3点を失ったフランクフルトは同43分、MFアイグナーが右足で決め、後半13分には乾からオーバーラップした長谷部につながり、ペナルティーエリア左から長谷部が柔らかな浮き球のクロスを送ると、ファーサイドでFWセフェロビッチが頭で合わせて1点差に迫った。

 同35分にまたしてもセットプレーから失点し2点差となったが、同45分、乾の左サイドからのクロスをニアでDFアンデルソンが頭ですらし、中央でMFマイアーが頭を合わせて再び1点差とし、同ロスタイムにセットプレーからマイヤーが今度は右足で決めて同点に追いついた。

 フランクフルトの乾は攻撃的MFでフル出場、守備的MFで先発した長谷部は後半28分に退いた。ヘルタの細貝は守備的MFでフル出場、原口は前半27分から途中出場した。

 長谷部は「セットプレー3本ともう1点は自分のパスミスからやられた。きょうは集中力が欠けていた。アシストはしたが何とか味方が追いついてくれたという形」、乾は「前半がもったいなかった。(個人としては)結果が欲しかった」とコメントした。

 フランクフルトは6勝4分け6敗の勝ち点22で9位。ヘルタは5勝3分け8敗の勝ち点18で13位。