国際陸連は12日、通常より高い値の男性ホルモン「アンドロゲン」を持つ女子選手の出場の適格性を判断する規定を、5月1日から導入すると発表した。秘密厳守で実施される検査で不適格と判断された選手は、競技の公平性を保つため、出場を止められる。

 2009年の世界選手権女子800メートルで優勝したキャスター・セメンヤ(南アフリカ)の性別疑惑問題で対応を批判された同陸連は、国際オリンピック委員会(IOC)と連携して規定作りを進めていた。