<陸上:日本選手権>◇初日◇10日◇埼玉・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場

 男子1万メートルは、佐藤悠基(日清食品)が28分10秒87で制し「ようやく取れた」というタイトルを手にした。

 残り600メートルで後輩の村沢明伸(東海大)が仕掛けたが、逆にラストのバックストレートで一気に突き放し「内容的には完璧だった」というレースを制した。

 この種目は世界陸上A標準突破者は不在で、B標準(1カ国・地域1人まで)は9人。国内最高峰の大会を制したことで、代表が有力視される。