<陸上:ダイヤモンドリーグ第7戦アスレティッシマ>◇6月30日◇スイス・ローザンヌ

 男子100メートルのアサファ・パウエル(27=ジャマイカ)が9秒78、男子3段跳びのテディ・タムゴー(22=フランス)が17メートル91の、ともに今季世界最高で優勝した。

 男子100メートルはパウエルがスタートから飛び出すと、2位以下を寄せ付けずに快勝した。「完璧なスタートだった。素晴らしいレースだったね」とパウエルは自画自賛。前世界記録保持者はローザンヌのトラックと相性が良く、自己ベストの9秒72(世界歴代3位)も同じ競技場で出している。世界記録(9秒58)保持者のウサイン・ボルト(24=ジャマイカ)が今季は9秒91にとどまっているだけに、パウエルの好調さが際だつ。「さし当たってはベストの状態になった。テグの世界陸上に向けて良い雰囲気になってきたよ」。明言はしなかったが、打倒ボルトの闘志に火がつきつつある?

 2位のマイケル・フレーター(27=ジャマイカ)も9秒88の自己新記録とジャマイカ勢が好調。3位のクリストフ・ルメートル(21=フランス)は9秒95と、自己の持つフランス記録とタイのタイムだった。