来年1月の箱根駅伝で初優勝を狙う東海大が28日、今季の新体制発表会見を行った。同校OBで、長野・佐久長聖高を全国一の強豪校に育てた両角速(もろずみ・はやし=45)氏を招聘(しょうへい)。その名伯楽は、出雲、全日本での優勝こそあるが、箱根で勝ったことのない東海大にタイトルをもたらすことを誓った。

 くしくもこの日、大関に昇進した琴奨菊が口上で「万里一空(ばんりいっくう)」の四字熟語で相撲にかける思いを明かしたところ。それを受けるように、両角監督は「私は『一期一会』です。いろんな縁、支えがあり、今がありますから」。同じ「一」を用いた言葉で、今の心境を明かした。湘南キャンパス内には、国内初というウッドチップのクロカンコースも完成。両角流指導法で、東海大が箱根のてっぺんを目指すことになった。