21日に行われる第15回長野オリンピック記念長野マラソン(午前8時30分スタート、長野運動公園→長野オリンピックスタジアム)の招待選手記者会見が20日、長野市内のホテルで開かれた。

 引退レースに臨む前日本記録保持者の藤田敦史(36=富士通)は「強気な練習で、しっかり勝負できる状態。自分を含め、ぜひ日本人がいいタイムで初優勝してほしい」と話した。13年前に出した2時間6分51秒は現在、日本歴代2位のタイム。全盛時には及ばないが「30キロをメーンにスピードをからめ、決して引退レースだからといって手を抜いたわけではない」と、ここまでの練習に手応え十分。09年3月の東京マラソンで同走している川内優輝(26=埼玉県庁)に対しては「彼は日本マラソン界の一筋の光明」と表した。