日本陸連は25日、都内で理事会を開き、8月の世界陸上モスクワ大会に出場する男女マラソン、男女競歩の代表を決定。その後の記者会見で、代表選手15人を発表した。

 これまで代表枠5人をフルに使っていた女子マラソンだが、今回は3人だけの選出となった。理由について日本陸連の尾県貢専務理事は「(五輪で)2大会連続で惨敗している。入賞を狙うレベルでないと(選考は)厳しいことを示した」と話した。

 参加するだけでなく結果を残す、という強い意志の表れで、5人枠なら選出濃厚だった那須川瑞穂(ユニバーサルエンターテインメント)と渡辺裕子(エディオン)が外される格好となった。ただ現場サイドでは、5人枠をフルに使わない可能性があることを明確に伝えられていない、4大会連続メダル獲得後の2大会連続の低迷期であり男子は4大会連続でメダルを獲得していないのでは-など不満の声もある。