8月10日開幕の世界陸上モスクワ大会で男子マラソン代表の川内優輝(26=埼玉県庁)が4日、成田空港を出発しオーストラリアに向かった。

 7日に行われるゴールドコーストマラソン出場のためで、8日早朝には帰国する。昨年は2時間13分26秒で4位に終わっただけに「今年は2時間10分を切って大会記録(2時間10分1秒)を更新して優勝できれば」とリベンジを誓った。

 10月にはメルボルンマラソン出場も予定している。昨年はシドニーマラソンを制しており、今回のゴールドコーストマラソンに勝てば、かねて「オーストラリアの3大マラソンを制したら有名になれる」と話していた「豪州川内有名化計画」?に王手がかかる。「パスポートも無事、持ってきましたよ。いろいろな人に言われたし、次やったら(もう海外は)ないですからね」と1月の反省を踏まえ?

 ニッコリの川内。「世界陸上に弾みを付けるためにも、しっかり走ってきます」と抱負を語って搭乗機に乗り込んだ。