世界陸上モスクワ大会(8月10日開幕)の男子マラソン代表・川内優輝(26=埼玉県庁)が14日、山形・蔵王高原で行っている3泊4日の強化合宿を、報道陣に公開した。日なたでも27度前後を推移し、木陰では涼風が吹く中、1周2・5キロのクロカンコース12周を1時間47分あまりで走破した。

 蔵王では、高校1年からほぼ毎年、夏場に合宿を行ってきた。「ここのデータは残っているし、過去の記録と比べてどうかも分かるし、集中してできています」と、短期合宿ながら成果を強調。起伏の激しいコースでの走り込みを「動かない足を、いかに動かしてペースを維持できるか。マラソンの最後にも生きると思います」と、狙いを説明した。