8月10日に開幕する陸上の世界選手権(モスクワ)に出場する日本代表の結団式が25日、東京・北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで行われた。

 男子長距離の佐藤悠基(26=日清食品グループ)は、13日の海外レース「ナイト・オブ・アスレティックス」(ベルギー)の男子5000メートルで、日本記録に0秒40と迫る13分13秒60の日本歴代3位のタイムを出した。そのタイムでも8位だったレベルの高さに「世界レベルを体験できたのが収穫。今のままで満足していたら、上には行けませんから」と表情を引き締めた。

 2大会連続2度目の世界選手権では「1万メートルの自己ベストを更新したい」とタイムの目標を設定。順位も「1ケタを目指す。その手応えはつかめた」と自信を持ってモスクワに乗り込む。