<陸上:ダイヤモンドリーグ第12戦DNガラン>◇22日◇ストックホルム

 男子1500メートルのアスベル・キプロプ(24=ケニア)と3000メートル障害のエゼキエル・ケンボイ(31=ケニア)、モスクワ世界陸上金メダリスト2人があっけなく敗れた。

 ケンボイは7月のパリ大会で7分59秒03の今季世界最高も出していて絶好調だったが、2周以上を残してリタイアした。理由は不明。

 キプロプも7月のモナコ大会で3分27秒72の今季世界最高で走り、「どんな展開にも対応できる」と自信を得た。その言葉通りモスクワ世界陸上では、残り250メートルからのスパートで圧倒的な力を見せた。それが今大会では先頭に立つ見せ場をまったく作れず、3分35秒49で6位に終わった。

 負ける金メダリストがいれば、勝ったモスクワ世界陸上敗者もいる。1500メートルに3分33秒59で優勝したアヤンリュー・スレイマン(20=ジブチ)は、世界陸上では準決勝落ちした選手。「スウェーデン在住の私にとってここは第二の母国。モスクワでは批判もたくさん受けたが、今日勝つことができて本当にハッピーだ」。