12月1日に号砲が鳴る第67回福岡国際マラソン(平和台陸上競技場発着=日刊スポーツ新聞社後援)の招待選手記者会見が29日、福岡市内のホテルで開かれた。

 プロランナーの藤原新(32=ミキハウス)は、昨年のこの大会以来のフルマラソンだ。ロンドン五輪は終盤失速の45位、昨年今大会は4位。今年1月に左太もも裏を痛め、世界選手権の代表挑戦は断念し、夏場から練習を積んできた。今の状態は「70%ぐらい。理想とする高い負荷をかける練習も、なかなか出来なかった」と手探り状態だ。

 それでも久々の表舞台だけに、自分に期待もかける。「もう1度、2時間7分台を出したい。可能性はゼロではない。サポートしていただいた皆さんに、結果で期待に応えたい」と話した。