渡航前に、心は既にオージー気分?

 今秋のアジア大会(9月19日開幕、韓国・仁川)男子マラソン代表の川内優輝(27=埼玉県庁)が3日、3年連続となるゴールドコーストマラソン出場のため、成田空港からオーストラリアに向け出発した。

 同行するスタッフから、コアラのぬいぐるみを手渡され取材に応じた川内。現地では到着する4日夜にVIP夕食会、レース前夜の5日にはウエルカムパーティーにも招待され、壇上であいさつする大役も務めるという。招待選手は3日のうちに現地入りしているが、公務がある川内の現地到着は4日昼すぎ。そのため各種行事予定が、川内の到着を待つため時間が変更されるという、文字通りのVIP待遇されての現地入りとなる。

 昨年は2時間10分1秒の大会タイ記録で優勝。あと1秒速ければ、大会記録更新でボーナス5000オーストラリアドル(約47万円)をゲットできるはずだった。今年の目標は「2時間8分台から9分台の前半で」。フィニッシュ後は、ゴール地点の海にアイシングのため「どんな結果になっても飛び込むでしょう」とニヤリ。成田空港内で散髪も済ませ「真夏のクールパラダイス!」とウェブサイトで形容した、オーストラリアに旅立った。