女子マラソンの前日本記録(2時間19分41秒=04年)保持者・渋井陽子(35=三井住友海上)が4日、都内で行われたスポーツ用品メーカー、ナイキが主催する大学生約200人との交流イベントに参加した。

 今年2月の東京マラソンで85位(3時間11分5秒)に終わるなど、第一線からの進退について微妙に揺れ動く状況。既に所属先の三井住友海上では、プレーイングアドバイザーの肩書でコーチ的な役割を果たしているが、この日は大学生のパワーに触発されて?

 ノリノリ。「(この日の)この勢いで秋に何か、1発やってやろうかな。何かに出ます。具体的には言えませんが」と話した。

 ともに参加した初対面のスキージャンプの高梨沙羅(17=クラレ)には「あんな、ちっちゃいとは思わなかった。応援したくなりますね」、大学生には「本当に速く走るには夏場の練習が大事。とことん、やれ!

 走れ!

 私もガンバル」と気勢を上げていた。