<陸上:日本学生対抗選手権>◇第2日◇6日◇埼玉・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場

 陸上男子100メートル決勝は、慶大4年の山県亮太(22)が10秒20(向かい風0・4メートル)で制した。前日の準決勝で10秒14の好タイムをマーク。好調を維持して決勝の走りにつなげた。山県にとって、日本インカレ初タイトルとなった。

 決勝のタイムには「不満が残る。向かい風だったけど、そんな中でもタイムを出すのが世界で活躍できる選手。アジア大会も、一皮むけた走りをしないとタイトルは取れない」と自分に手厳しかった。一方で、リレーを含め本大会初タイトルに「1年の時から出させてもらっているから、うれしい。腰の痛みも良くなってきたし」と久々の大舞台で不安を取り払ったことを収穫に挙げた。

 前日5日は、サッカーのアギーレ・ジャパン初陣で、同じ慶応ボーイのJ1東京FW武藤嘉紀(22)が代表デビュー。面識はないそうだが「一方的に親近感を持ちました。慶応のスポーツはすごい、ということを見せたい」と、今後の刺激にするようだ。