<陸上:全日本大学駅伝>◇2日◇愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮(8区間106・8キロ)

 2年前に「スーパールーキー」として売り出した青学大の久保田和真(3年)が、苦難の日々を乗り越えて駅伝に戻ってきた。

 昨年9月を最後に、実戦から遠ざかってきた。今年2月には痛めていた右脚腸脛靱帯(ちょうけいじんたい)を手術。「くさらずにやってきた。将来の日本代表を背負う選手だから、あえて厳しいところで」と話す原監督が、エース区間の2区で起用した。

 結果は区間3位と好走した。久保田は「めちゃくちゃ疲れました。でもガクッとなるほどではありません。楽しく走ることも出来ました」と笑顔で話した。約2カ月後には、箱根駅伝が控える。復活への手応えを十分に感じる伊勢路だったが「自分はケガをしやすいので、そこは気をつけながら練習に取り組みます」と気を引き締めてもいた。