<陸上:全日本大学駅伝>◇2日◇愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮(8区間106・8キロ)

 42大会ぶり出場の「西の最高学府」京大の大エース平井健太郎(3年)が、区間4位と健闘した。

 9月の日本インカレ1万メートルで、並み居る関東の強敵を倒し日本人トップの2位に入った。この日も「打倒関東」を胸に出走。序盤から果敢に先頭集団に付き、粘りの走りでトップの駒大から31秒遅れの区間4位でタスキを渡した。

 それでも平井はレース後、反省の弁を並べた。取り囲む十数人の報道陣を前に「注目されたのをプレッシャーに感じ、耐えきれず浮足立ってしまい、自分の弱さ、甘さが出た結果です」と満足しなかった。

 先に行かれた村山謙太(駒大)村山紘太(城西大)の名前を出し「冬をしっかり乗り越えて、来年は村山さんのように、頭1つ抜けた選手になりたい」と、さわやかな口調で話した。