モデルの恋人女性(29)を射殺した疑いで訴追された後、保釈中の両脚義足ランナー、オスカー・ピストリウス容疑者(26=南アフリカ)が、国外の陸上大会に出場できることになった。AP通信などの報道によると、28日に南アフリカの首都プレトリアの裁判所で、担当判事が同容疑者の保釈条件の緩和を発表。「他国から陸上大会出場のオファーがあった場合は、南アフリカから出国しても構わない」と話した。

 ただ、出国の1週間前までに旅行日程を裁判所に提出し、帰国後24時間以内にパスポートを裁判所に返還するという条件を加えた。同容疑者の担当弁護士は「彼が近いうちに旅行したり、国外で走る予定はないが、生活費を稼ぐために大会に出る必要がある」と話した。同容疑者は先月22日に保釈が決定。この日は裁判所に姿を見せなかった。