明日23日に開催される東京マラソンの招待選手が21日、都内のホテルで記者会見した。今秋のアジア大会(韓国・仁川)代表選考会を兼ねる男子は藤原新(32=ミキハウス)、初マラソンの宮脇千博(22=トヨタ自動車)らが出場。2時間4~7分台の自己ベストを持つアフリカ勢に挑む。女子は渋井陽子(34=三井住友海上)、アジア大会代表候補の野尻あずさ(31=ヒラツカ・リース)が走る。

 昨年4月のロンドン以来、18回目のマラソンとなる渋井は「ここ1カ月やった(鍛えた)腹筋を頼りに走ります」と、独特の表現で意気込みを語った。初マラソン世界最高(当時)樹立から13年。第一線からの引き際もささやかれるが「皆さんが大会記録更新を目標にしているなら、私も出来るだけ頑張りたい」と控えめながら意欲を語った。