<全国高校総体:陸上女子400メートル>◇30日◇山梨中銀スタジアム

 釧路江南(北海道)の京谷侑香(3年)が決勝に進出し、57秒28で8位入賞した。同種目での道勢のファイナリストは05年以来9年ぶり。予選で55秒94、準決勝で55秒79とそれまでの自己ベスト(56秒29)を次々に更新。今季から取り組み始めた種目にもかかわらず、大舞台で健闘の8位だった。

 京谷はゴール後、ほかの選手の順位とタイムが発表されると1人ずつに拍手を送った。決勝で8人中8位。1位とは3秒55差をつけられたが「ここまで来られるとは。良い経験になった」と夢の決勝を走りきり、満足そうだった。4月に腎臓を患い、約10日間入院し、スタートが遅れた。心機一転、今季から400メートルに挑戦し、芽を出した。今日31日の100メートルなど専門の短距離種目に向けて「自己ベストを狙いたい。出る気がする」と自信をつけていた。