今年1月にロコモティフ・モスクワ(ロシア)からの期限付き移籍でセルタに所属したロシア代表FWフョードル・スモロフ(30)が先月、バルセロナで身につけていた高級腕時計を強奪されたことをスペイン紙アス電子版が12日に報じている。

7月19日にアウェーで行われたスペイン1部リーグ最終節エスパニョール戦で、セルタは1部残留を決めた。スモロフはこの日、恥骨炎のため招集メンバー入りしていなかったものの、重要な一戦のためチームに同行してバルセロナを訪れていた。

チームが残留を決め喜びにあふれる中、スモロフは試合後、何人かの友人たちと一緒に地中海沿いのディスコを訪れたが、そこで悪夢のような体験をすることになった。

スモロフはそこで若者のグループに囲まれた際、高級腕時計を強奪されたのである。ブランド名は明らかになっていないが、金額は30万ユーロ(約3750万円)に達するものだったとのこと。スモロフは事件後、最寄りの警察署で被害届を出している。

スモロフはシーズン終了後、期限付き移籍元のロコモティフ・モスクワに戻っている。

(高橋智行通信員)