静岡学園が3-0で浜松開誠館を下し、リーグ首位を守った。全国高校選手権県大会で優勝した13日以来、初の公式戦で快勝。同じ勝ち点で並んでいた2位JFAアカデミー福島が引き分けたため、勝ち点2差をつけた。

川口修監督(48)は、来季Jリーグ磐田入り内定のMF古川陽介(3年)らの名前を挙げ、「前半から気持ちをしっかりもち、自分のプレーをしながらチームを引っ張ってくれた」と振り返った。

古川は前半20分過ぎ、相手ゴール前で倒され、PKを獲得。ゴール右端に決めて先制した。「(攻防が続いて)チームが苦しい時にPKで得点できて良かった」。今季8得点目に笑顔を見せた。「10ゴール以上を達成して全国選手権につなげて、チームの目標のプレミアリーグ昇格も達成したい」と力を込めた。

来季Jリーグ清水入団のMF川谷凪(なぎ、3年)は得点こそなかったが、後半から出場してMF荒井駿希(3年)のゴールをアシスト。指揮官から「川谷が入ったことで流れが(良い方に)変わった」と評され「絶対やってやろうと準備し、気持ちを入れた分、前に出られた」と話した。

リーグ戦は残り3試合。2013年以来のプレミアリーグ復帰を目指し、得点を量産する。【倉橋徹也】