買春行為で4人が代表から去った日本は、1次リーグ最終戦で香港に88ー82で勝利した。

 問題発覚後、初の試合だった。辻直人(28=川崎ブレイブサンダース)は「状況が状況なので何としても勝たないといけなかった」と話した。騒動を初めて知った時の心境を「すぐには理解できなかった」と振り返り「これからどうなってしまうのだろうというのが正直なところ」と吐露した。騒動後は指揮を執るエルマン・マンドーレ・コーチが中心となり「一丸となり戦おう」とチームで話し合ったという。

 試合内容はミスなどが目立ち、第4クオーターで1度、勝ち越しを許すなど世界ランキングでは大幅に格下の相手に辛勝だった。それでも1次リーグ2勝1敗とし、各組上位2チームによる準々決勝へ前進した。周囲が騒がしくなるのは避けられないが、まずは目の前の試合に集中し、少しでも上位に進出したい。