日本陸連は12日、ケニアのナイロビで7月に開催されるU18(18歳未満)世界選手権(旧世界ユース選手権)への派遣を中止すると発表した。ケニアの治安上の懸念や世界各国の参加状況などを踏まえ、同日の理事会で決定した。

 これまでに米国が犯罪やイスラム過激派によるテロが起きる危険性があるとして不参加を表明。英国、カナダ、スイス、オーストラリア、ニュージーランドも同様の理由で参加しないという。

 2015年にコロンビアのカリで開かれた前回大会では男子100メートル、200メートルでサニブラウン・ハキーム(現東京陸協)が優勝し、注目を集めた。