ケンブリッジ飛鳥(ナイキ)は「後半を修正しきれずに終わってしまった。うまく足が回ってこなかったところが正直なところ」と唇をかんだ。10秒25で1組6着。リオ五輪に続く、準決勝の舞台も、不完全燃焼だった。

 日本選手権で右ハムストリングを故障し、スパイクを履いて本格的な練習を開始したのは、山梨合宿の終盤の7月下旬。けがは「問題なかったです」と気丈に振る舞ったが、十分な準備が積めなかったのは痛かった。