飯塚は目標だった決勝進出を逃し、タイムは今季自己最高の20秒40にも、予選の20秒58にも届かなかった。それでも「ちょっと光が見えた」と前向きだった。

 「スタンディングスタートのようなイメージ」で飛び出した。予選で低く出すぎて動きが小さくなった点を反省し、修正した。その結果「力は予選よりも入っていないけど、1歩1歩しっかり走る感覚で思ったよりも進んでいた」と手応えをつかんだようだ。

 同じく準決勝で敗退した13年モスクワ大会よりも「レースの輪には入れた」と内容を評価。ただ、サニブラウンが決勝に進んだだけに「(決勝の)スタートレーンは最高だと思う。僕も立ってみたい」と決意を新たにした。